これまでに合計 10年9ヶ月間の騎乗停止処分 を受けている、ローマン・チャパ騎手が復帰 していることが分かりました。
騎乗は6月9日から再開して、これまでに12レースに騎乗しています。
レース中にクギを使い9か月間の騎乗停止
動物への虐待行為?(刑務所で10日間の服役)
レース中に電気ショック装置を使用で5年の騎乗停止と罰金18万円
(2回目)レース中に電気ショック装置を使用で5年の騎乗停止と罰金1,200万円
電気ショック装置の件で捜査官に虚偽の陳述
1993年(22歳)
1回目の事件はチャパ騎手がデビューした年。
最初は電気ショック装置ではなくクギを使っていました。
これについては、あまり詳しく書いている記事が見つかりませんでしたが 9 ヶ月の騎乗停止処分 を受けているようです。
2001年(30歳)
競馬とは全く関係のないことろで起きた事件です。
ボクサー犬がどうのこうのとかで、これもちょっとよく分からなかったです。
2007年(36歳)
サンランドパーク競馬場でライトプレイスエヌタイムに騎乗し6着入線後に 電気装置を所持していたことが判明 。
この時点で残りの開催の騎乗も全てストップ。
その後ニューメキシコ州競馬委員会から 1500ドル(約18万円)の罰金と5年間の騎乗停止処分 が言い渡されました。
ちなみにローマン・チャパ騎手はその決定を不服として上訴しています。
2015年(44歳)
2011年5月に復帰を果たすも、2015年に再び騎乗馬に電気ショックを与えたとして 5年間の騎乗停止処分と10万ドル(1,200万円) の罰金処分 が言い渡されました。
騎乗停止5年と罰金10万ドルというのは、テキサス州の史上最大の期間と金額になります。
騎乗停止期間中
2017年にテネシー州メンフィスにあるクオーターホースのマッチレース(騎手免許を必要としないもの)に騎乗していたことが分かりました。
しかし、そのレースで落馬をして大怪我をしていたことも判明。
- 肋骨 3 本 骨折(正面)
- 肋骨 6 本 骨折(背面)
- 椎骨 3 本 骨折
- 気胸(肺の損傷)
- 腎機能障害
かなりの大事故ですがチャパ騎手によると、それほど長い期間入院していたわけではなかったそうです。
2020年(49歳)
チャパ騎手は復帰する直前、海外メディアとメールを使ったインタビューに答えていて、「自分が起こしてしまった過ちによって、多くの人に迷惑をかけてしまった」反省の弁を述べています。
「今後は騎手として残りのキャリアを過ごし、皆様の信頼を取り戻したい」
「最近の競馬は悪評が多く、自分がしてしまった事もその一員になっているのではないかと思っている」
「競馬の素晴らしさを伝えていくため、全国の競馬委員会と協力していき悪いイメージを払しょくしたい」
6月9日に復帰
5年の時を経て2020年6月9日アメリカ・アラパホーパーク競馬場で復帰して、これまでに12レースに騎乗(3-2-1-6)。
数は少ないですが7月に入ってからも騎乗依頼は入っているようです。
最初の事件を起こす前は1,000レース近く騎乗して複勝率50%という数字を残していたので、腕はある騎手だったんでしょう。
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